前回、夏の危険生物として海の生物をとりあげましたが、陸上にも、もちろん危険生物がいますね。
今回は陸上の危険生物で、かつ夏場に特に気をつけなければいけない生き物は?ということで、「やけど虫」とも言われている「アオバアリガタハネカクシ」という虫について調べてみました。
[adsense]
なぜやけど虫と呼ばれている?
アオバアリガタハネカクシは、刺したりかんだりすることが問題ではなく、じつはその体液に問題があります。
たとえば、肌に虫がとまったりすると、人は思わずはたいたりしてしまいウッカリなのか意図的なのかはあると思いますが、その際に潰したりすることがあると思います。
蚊などの場合はそれで問題ないのですが、この虫はそのときに出る体液が皮膚に付いたりすると、火傷のように皮膚が赤く腫れ、水ぶくれができてしまうようです。
その結果、痛みやかゆみを伴う「線状皮膚炎」という炎症を起こしてしまうそうです。
ただし、それはつぶした直後ではなく、10時間ほどかかるようで、症状が出た頃には何故?となってしまうことが多いようです。
生態について
この虫は、成虫の体長が約7ミリとそれほど大きくはありませんが、水田や川などがあるような平地に多くいる昆虫で、家や外灯の灯りに引き寄せられて家の中にもよく飛んできます(実際、管理人の実家ではよく見かけます・・・)。
・分 布:日本全土
・生息場所 :湿った地表
・出現時期(成虫): 3~11月だが発生は夏がピーク
また、よく石や落ち葉、木切れなどをひっくり返すと出てきたりしますね。
屋外であそぶ子供達だと、そういうことをよくすると思いますので、その点も小さいお子さんをもつ親御さんは注意が必要ですね。
駆除方法や被害にあったときの対処法
この虫は、前述のように、夜、家の灯りにつられて入ってくることがありますので、まずは網戸はしっかり閉じるか、飛来が多いと思ったときはあきらめて窓を閉めてエアコンにするか。。などになるかと思います。
また、侵入した虫を発見した際は、素手で触らないように気をつけて屋外につまみ出しましょう。
実際に体液がついてしまい炎症を起こしてしまった場合は、速やかに医療機関にかかるほうがよいとのことです。
治療はステロイド軟こうの塗布などとなるようですが、一完治するまで5~10日かかるとのことです。
おわりに
夏場に気になるものとして、危険生物について、海と陸で調べてみましたが、まだまだいっぱいありそうです。
できれば引き続き、その他の危険生物についても調べてみたいと思いますのでその際はまた読んでいただければと思います。
コメント